和本論語制作用表紙見本布
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和本論語用の布です。 お好きな布を表紙にして、和本論語を仕上げます。 |
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整理番号 |
名 称 |
説 明 | |
W101 | 紺藍緞子 | こんあい どんす | |
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植物藍(あい)からとれる染料藍は、日本を代表する色とされます。江戸時代木綿が一般庶民の着物として定着すると、その多くは藍によって染められ、日本を訪れた外国人は藍染の着物に接して驚きを漏らしています。染め方によって濃い薄いがあり、これをベースに蘇芳(すほう)や紅花などを重ねて多くの色を出してきました。また和本の表紙にもよく用いられた色です。掛軸用美術布(裂) |
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K003 | 紀州茶緞子 | きしゅうちゃ どんす | |
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茶色と緑の混ざった地色は、紀州の殿様が愛した紀州茶の色に似ているというので、紀州茶とも呼ばれます。この茶色地に霞と松葉を配したたいへん渋い文様です。またこの文様は砂州に千鳥が足跡を残した様子にも似ており、砂州千鳥足文様とも言われます。地味な中にも品格と落ち着きのある緞子で、古来茶人に好まれてきました。またこの色は銀煤竹色とも呼ばれました。掛軸用美術布(裂) |
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w306 | 鼠色地花唐草緞子 | ねずいろちはなからくさ どんす | |
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灰色に近い淡い緑の交じった色を、「ねず色(鼠色)」と呼び、江戸時代特に好まれました。この落ち着きのある地に、花唐草の文様が織りこまれた大変渋みのある緞子で、和本の表紙にぴったりの風格の美術織物です。表具用裂 |
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w109 | 薄雲鼠唐草緞子 | うすくもねずからくさ どんす | |
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灰色系の色を、江戸時代は鼠(ねず)色と呼び、流行しました。地味な色ですが、心を落ち着かせるものを持っているようで、飽きのこないこの地色に、華唐草を織り込んだ緞子です。 表具用裂 |
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w112 | 紺地唐草 緞子 | こんじからくさ どんす | |
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落ち着きのある紺地(藍)に、唐草を織り込んだ伝統文様の緞子です。唐草は連続し、絶えることの内繁栄と継続を表す文様です。よく経本や和本の表紙としてよく用いられます。表具用裂
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w305 | 金糸霊芝雲金襴緞子 | きんしれいしくも きんらんどんす | |
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淡い青墨の地に、雲形を金糸で織り上げた地味ではあるが格調高い緞子。連続した雲形は、万物の霊薬霊芝(れいし)と、大地へ恵みをもたらす雲とを組み合わせた伝統文様で、霊芝雲(れいしうん、或いはれいしぐも)と呼ばれます。繁栄と継承の象徴とされ、珍重されてきました。たて糸に金糸を、横糸には和紙を糸状にした紙糸を用いて織った珍しい金襴緞子です。表具用緞子。 |
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緞子(どんす)とは
緞子は染織した糸を用いても織る「先染め織物」の一つで、多くは経(たて)糸と緯(よこ)糸の色を変えることで鮮やかな文様を織りなします。 中国で元代に創作され、日本には明代に伝わったようです。日本に伝わった緞子は名物裂(めいぶつきれ)と呼ばれ、珍重されました。 日本では堺や西陣で中国緞子をまねて織られますが、やがて日本独自の技術を持った物も多く生まれます。明治十年代に最も多彩なものが織られます。素材は生糸のほか木綿、新繊維(化学繊維)糸なども用いられます。文様は中国から伝来したものを基本にして、時代時代変化しています。
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