漢文扁額
下は、読み下し文です。
下はその現代語訳です。
上記のように、漢字で記された扁額の解読依頼も多くあります。これらは書家により記されたものが多いため、個性的な文字で書かれます。文字さへ解読できれば、多くは中国の書籍に基づいているので、解釈はそう難しくありません。逆に一行書といわれる五字から七字程度で記されているものは、禅僧などの揮毫によるもので、禅語などに近く、短くても内容が難しいものも多いです。
色んな資料を集め、解読に努力しております。
また和歌や俳句の短冊を解読してほしいとの依頼も多々あります。
例えば「之」とあると、仮名の「の」なのか、「これ」という漢字なのか、迷うことがありますが、和歌は字数が決まっていますので、漢文よりも解釈は楽です。ただ明治期の政治家の揮毫した和歌などはなかなか難解なものがあります。勝海舟などはその典型です。
禅僧による扁額例